たかが胆石 されど胆石

胆のう炎と胆石で1か月以上入院した時のことをブログにしました。自分の備忘録的なブログです。

手術当日

いよいよ手術当日の朝。

 

まずは点滴が始まる。

 

普段よりも太めの針を使うのだけれど、なかなか血管に入らない。

 

もともと血管が細く、看護師さん泣かせなのだ。

 

今回も担当の看護師さんがかなり苦労して点滴の針を刺してくれた。

 

手術着に着替えて、エコノミー症候群予防のためのキツメの専用靴下をはく。

 

手術開始予定時間はお昼の12時頃。まだまだ時間はあるけど、緊張する~。

 

両親も10時頃には病院に到着してくれる。

 

午前中の手術が予定より早く終わったとのことで、開始時間がちょっと早まるとのこと。

 

いよいよ手術だ~。

 

手術室の入り口まで点滴棒を引っ張りながら歩く。

 

ここで両親とは手術が終わるまでお別れです。

 

いってきまーす!

 

まず入り口で頭に髪が落ちないようにキャップをかぶる。

 

いよいよ手術室に入る。

 

まだ完成してから2年くらいの病院なので、手術室も明るくきれい。

 

前日に手術室の看護師さんに「どんな音楽が好きですか?」と聞かれていた。

 

「Jポップかなあ?」と答えると「では明日、手術室でJポップ流しますね」

 

ということで、たぶん音楽が流れていたと思うけど、そんなことに気づく間もなく手術台の上へ。

 

ここまできたらまな板の上の鯉状態。

 

お腹を消毒して、カバーかけて、いよいよ「では麻酔の点滴を始めますね」

 

すとんと記憶がない。

 

以前の帝王切開の時はたぶんゆるめの麻酔だったのか周りの声がなんとなく聞こえたり、変な夢を見てたりしてたけど、今回はまったく音も聞こえなかったし、夢も見なかった。

 

「終わりましたよ」という担当医の声で目が覚めた。

 

時間は2時間位は過ぎてたと思うけれど、一瞬の感じがした。

 

「開腹しないで、腹腔鏡だけで手術終わりました」

 

病室に帰る。

 

両親が心配そうに待っていてくれた。

 

両親は切除した胆のうを見せてもらったらしい。

 

とりあえず、病理検査に出すとのこと。(結局、私自身は見てない)

 

特に心配なこともなかったので、明るいうちに両親には帰ってもらった。

 

でも麻酔がさめていく時に、身内がいてくれたのは心強かった。

 

腹腔鏡手術だったので、傷口もさほど痛くない。

 

胆のうを取った後のところにドレナージチューブが挿入されているのが気になるくらい。

 

手術から6時間ぐらいで水分を取ることが許可された。

 

開腹手術ではまず一晩は何もとれないから、腹腔鏡手術はさすがに回復が早いんだなあと感じた。

 

さらに、夜の19時頃には歩いてトイレに行くこともできた。

 

できたというか、起き上がるのが怖かったのだけれど、看護師さんがはじめ手伝ってくれて、歩いて行く時には彼が来てくれていたので付き添ってくれた。

 

さすがにふわふわしていたけど(麻酔の後遺症?)なんとかトイレに行けた。

 

思っていたほど痛みもないし、今までのほうが痛かったから手術が一番楽に感じた。

 

ということで無事に胆のうは石もろとも切除されたのでした。