たかが胆石 されど胆石

胆のう炎と胆石で1か月以上入院した時のことをブログにしました。自分の備忘録的なブログです。

疝痛発作は突然に

それは2月5日の早朝のこと。

朝4時ごろ、背中の異常な痛みで目が覚めた。じっとしていられない。

腰痛ではないなとは思ったけれど、なんなのかわからず、とりあえず起きてトイレに行ってみたりした。

そのうちにみぞおちあたりも痛くなってきた。

 

実は半年前にやはりみぞおちあたりが痛くなり、そのうち息も苦しくなり総合病院の夜間救急に駆け込んだことがあった。

その時は原因がわからず、とりあえず痛み止めで痛みは治まり帰宅し、翌日はふつうに仕事していたんだった。

 

今回も痛み止めで収まると思い、とにかく病院に電話を入れ、一人で車を運転して病院に向かった。

 

幸いなことに自宅から車で5分という場所に総合病院がある。

 

運転しながらも痛みはどんどんひどくなっていた。

でもなんとか病院にたどりつき診察を待っている間も、じっとしていられない痛みは続く・・・

 

やっと診察してもらい、とりあえず痛み止めの点滴が始まったのだけど、まったく痛みは治まらない。

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処置室のベットで点滴を受けながらも、まさに七転八倒の痛みに、もう50過ぎた大人なのに子供みたいに「痛い~、痛い~」とうなり続けた。

私はバツイチで、同棲中の年下の彼がいるのだけど、とりあえず一人で病院に来てよかったと痛みに耐えながら思った。

だって痛みは代わってもらえないし、こんなに痛みに苦しむ姿を見せたくなかった。

 

あまりに痛がっていたので、時々看護師さんが見に来てくれた。

今、思えばおおげさだけど、あの時はこのまま死んじゃうんじゃないかと思うくらいの痛みだった。

 

そのうち先生も見に来てくださり、もう少し強めの痛み止めと安定剤を使うから少し眠くなること、エコー検査と造影剤を入れてのCT検査をすること、そしてもちろん入院になることを言われた。

 

この時点で初めて彼に電話をして、入院になったから一度病院に来てほしいことをお願いする。たぶん、もう朝の7時ごろだったと思う。

 

安定剤で意識がぼおーっとした状態で、看護師さんに車いすで移動させてもらいながらエコー、CTを受ける。

 

安定剤と強い痛み止めのおかげで、少しは痛みは治まってきたけど、まだまだ痛みは残ったままのエコーはしんどかった。

 

その時はこれが1か月以上の入院になることや、この先いろんな痛みに耐えなくてはいけなくなるとは夢にも思っていなかった。